かもめ亭(離れ)

大地から、大気から、やりがいを摂取しよう!

KT環境・各デッキタイプについて2

*だんだんとボロが出てくると思いますので生暖かい目で見守ってあげてください

【ヴェルズ】
昨今の制圧系Xモンスターの走りと言える≪ヴェルズ・オピオン≫を軸に据えたランク4ビートダウン。打点の高い≪ヴェルズ・ヘリオロープ≫、高い除去耐性の≪ヴェルズ・サンダーバード≫、優秀な返し札≪ヴェルズ・ケルキオン≫と安定感のあるモンスターを、全体に利く魔法罠耐性≪侵略の汎発感染≫、除去のエスケープも兼ねるサーチ札≪侵略の侵喰感染≫でバックアップしていく動きが特徴、先行で≪レスキューラビット≫≪ヴェルズ・カストル≫からスタートしオピオンを擁立、侵喰感染を握って次ターンより後続のケルキオンをサーチ。もしくは汎発感染を握り魔法罠からオピオンを守ってくる。

特性上レベル5以上のモンスターをSSする(特にシンクロデッキ)や除去を魔法罠に頼るデッキ(HEROビート)に滅法強く、2550という打点は簡単には超えられない、1体倒したところで侵喰→ケルキオンと繋がれ次のオピオンが降ってくる。

逆に相手のメインギミックにオピオンの効果が刺さらない場合途端に苦戦を強いられる、特にレベル4を軸とし≪暗炎星-ユウシ≫を頻繁に飛ばしてくる【炎星】、ユウシを起用できオピオンに引っかからずにランク5を繰り出してくる【セイクリッド】。もっと言ってしまうとKT環境においては≪炎舞-天キ≫とユウシは優秀な出張パーツであるため予想していないところからユウシが飛んでくる可能性もあるのである。

KT環境において:先行ドロー廃止の煽りをもっとも受けているデッキと言えるだろう、全体的に先行オピオンに命かけているため使い手の構築・プレイングを過去のものとは変えていかないと厳しいか?(使ったことがないからわからない…)

有効と思わしきカード
◎≪火舞太刀≫≪ライトロードハンター・ライコウ≫≪スノーマンイーター≫(この時代の≪禁じられた聖杯≫の採用率は低いため効果を当てやすい、スノーマンでサンダーバードを食えれば最高)
○≪暗闇を吸い込むマジック・ミラー≫(利くことは利くが相手の打点も高いため殴り負けないデッキならというところ)
○≪聖なるあかり≫(この時代にはこのデッキぐらいしか刺さらずピンポイントになりがち)
○≪サイクロン≫≪砂塵の大竜巻≫≪禁じられた聖槍≫≪プライドの咆哮≫≪群雄割拠≫≪エレクトリック・ワーム≫(バック剥ぎやダメステに使えるもので、ワームは上級を用いるデッキなら採用圏内)

【暗黒界】
手札を捨てて効果を発揮する/手札から捨てられて効果を発揮する、カードを組み合わせるある種のコンボデッキ風ビートダウン。≪手札抹殺≫≪墓穴の道連れ≫といった計算を狂わせるカード、繰り返し使えるドローソース≪暗黒界の門≫、単純な破壊では意味がない2700打点≪暗黒界の龍神 グラファ≫2012年を代表するパワーカード≪魔界発現世行きデスガイド≫から≪暗黒界の狩人 ブラウ≫をリクルートなど変幻自在な動きを見せてくる。

似たような動きをする【水精鱗】が相手の場に触ることが得意なのに対し、こちらは相手の手札に干渉し、死ににくいフィニッシャー(グラファ)を擁しスタミナがあることが特徴。また構築の幅が広く、それは同時に戦術の広さも意味する(≪メタモルポット≫、≪魔轟神レイヴン≫+≪カオス・ソルジャー 開闢の死者≫≪スキルドレイン≫等)。

この手のデッキの性として事故は常に付き纏う。ベージベージブラウスノウサイクロン、や、抹殺取引門墓穴奈落(多少オーバーだが)このようなハンドを抱えるケースが決して少なくない。またグラファがSSできなくなる【ヴェルズ】にも苦戦を強いられる(たぶん…)

KT環境において:先行でアクションを起こせる札が多く、【水精鱗】と同じくどちらでも行ける、という感じはする。
またフィールド魔法周りの裁定変更により門が壊れにくくなったことが追い風か、ミラーで割れなくなる裏目もあるのだが。
かもめ亭19でワン・ツーフィニッシュを決めたことは記憶に新しい、総じてルールの変化に対する適応力の高いデッキということであろう。


有効と思わしきカード
◎≪D・D クロウ≫(グラファは絶対抜きたい)
◎≪次元の裂け目≫≪マクロコスモス≫(即死)
○≪暗闇を吸い込むマジック・ミラー≫≪ソウルドレイン≫(グラファのSSを許す点に注意)
○≪サイクロン≫≪砂塵の大竜巻≫≪奈落の落とし穴≫≪次元幽閉≫(門を破壊するカード、除外できるカードが有効、≪墓穴の道連れ≫を使う場合魔法もすべて伏せてくるためうまくサイクロンを当てれば蘇生や大嵐を抜けることも)