かもめ亭21 カバレージ 4回戦大将戦 らんち(セイクリッド)VSアクセラ(ヴェルズ)
身体がオギャーバブーと悲鳴をあげながらも日々あくせく働いている社蓄です、こんにちは。
【前置き】
前半3戦を終え、インターバルを挟み心機一転4回戦。勝って波に乗りたいのはみんな同じ!今回カバレージを取らせていただくのは
●「水属性デッキのプロ」"しょっかー"、「成田エクスプレス」"サクヤ"、かもめ亭唯一の個人・チーム2冠を誇る"らんち"の"クマ連"
●前回のゲートボールにて左手でドローしたら勝ち始め"○○○○ー(好きな名前を入れて想像してみよう)!見たかー!これが俺のライトロードだー!"と割と遊戯王界に喧嘩を売る叫びを放った"ととり"(尚4戦目で敗北し決勝卓には行けなかった模様)率いる"ヒダリデウテヤ"、大将は橘ありすP"アクセラ"
この両チームの大将戦をレポートさせていただきます!
1ゲーム目:先行はアクセラ(選択権失念)
1T目 メインフェイズ、≪レスキューラビット≫をNS、その効果で≪ヴェルズ・ヘリオロープ≫をデッキから2体SS、ヘリオ2体で≪ヴェルズ・オピオン≫をXS、オピオンの効果を発動しヘリオをコストにデッキから速攻魔法≪侵略の汎発感染≫をサーチ、魔法罠カードを2枚セットしてターン終了。
ラビットスタートでオピオンを出しながらアドが取れてしまう、日高屋のチャーハン+餃子のような定番の流れですね、餃子がつく事で豪華なランチになります。
2T目 らんちのターン、メインフェイズに入り手札から≪サイクロン≫を発動、アクセラの2枚の伏せのうち右側を選択、チェーンはなく、セットされていた≪激流葬≫が破壊された。
らんちはもう1枚サイクロンを発動、チェーンはなく汎発感染が破壊された。そして≪セイクリッド・ポルクス≫をNS、セイクリッドモンスターの召喚権を増やす展開の要である。そして永続魔法≪セイクリッドの聖痕≫を発動、セイクリッドXモンスターがSSされたときにデッキから1枚ドローできる、カード・アドバンテージのロスを抑えるカードである。
ポルクスで得た召喚権でもう1枚のポルクスをNS、そしてポルクス2体で≪セイクリッド・ビーハイブ≫をXS、召喚条件こそ厳しいものの、3400打点が魅力的なハードパンチャーである。そしてSSに成功したので聖痕の効果で1ドロー。
バトルフェイズ ビーハイブ→オピオン=850ダメージ
メインフェイズ2は何もなくターンエンド
お互いの場 らんち:ビーハイブ 聖痕 アクセラ:何もなし
3T目 アクセラのターン、メインフェイズに入り≪ヴェルズ・ケルキオン≫をNS、サルベージ・追加召喚・リリース軽減と優秀な効果が詰まっているモンスターである。ケルキオンの効果を発動し、墓地のオピオンを除外し墓地のヘリオロープを回収、ケルキオン+ヘリオロープで≪ヴェルズ・バハムート≫をXS、【ヴェルズ】の対モンスター用最強カードである。バハムートの効果を発動、素材のヘリオをコストに、手札のヘリオを捨てビーハイブのコントロールを奪い取った。これはらんちにとって痛い。
バトルフェイズ バハムート→ダイレクト=2350ダメージ ビーハイブ→ダイレクト=2400ダメージ
メインフェイズ2に入りアクセラは魔法罠カードを2枚伏せターンエンド。
4T目 らんちのターン、メインフェイズに入り≪炎舞-天キ≫を発動。12年9月環境におけるパワーカードの1枚である。チェーンはなく発動時の効果で≪セイクリッド・カウスト≫をサーチ、モンスターの召喚はなく魔法罠カードを1枚セットしてターンエンドを宣言
エンドフェイズにアクセラは今のターンセットされたカードを対象にサイクロンを発動、≪聖なるバリア-ミラーフォース≫が破壊された。
5T目 アクセラのターン、メインフェイズにアクションはない
バトルフェイズ バハムート→ダイレクト=2350ダメージ ビーハイブ→ダイレクト=2400ダメージ
まさにタコ殴りである、アクセラはメイン2に魔法罠カードを1枚伏せてターンエンド
6T目 らんちのターン、起死回生のカード≪セイクリッド・ソンブレス≫NS、ヴェルズのケルキオンと同じ効果を持つ優秀なモンスターである。効果を警戒してか召喚成功時にアクセラは≪禁じられた聖杯≫をソンブレスに発動、らんちはチェーンして手札から≪禁じられた聖槍≫をソンブレスに、この効果により聖杯の効果は無効化されソンブレスの効果は使えるようになった、とその矢先に
「処理後、≪虚無空間(ヴァニティー・スペース)≫発動」
16年6月末現在、お手軽制圧カードとしてヘイトを集める永続罠、12年9月環境では3枚積めました(上手に運用できるデッキが少なく、SS連発よりも下級で殴り合う環境だったためストレージによく\189とかで置いてあった)
らんちに解決できるカードはなかったようでサレンダーを宣言
バハムートの切り替えしから押し込み1ゲーム目はアクセラの勝利
2ゲーム目:選択権はらんち、後攻を選択
2T目 らんちのターン、≪フォトン・スラッシャー≫をSS、攻撃力2100を誇る頼りになるモンスターである。
メインフェイズ2にらんちは魔法罠カードを1枚伏せターンエンド
エンドフェイズにアクセラはサイクロンを発動、今伏せられたらんちのサイクロンが破壊された。
3T目 アクセラのターン、メインフェイズに入り≪地砕き≫を発動、遊戯王OCGにおける上級モンスターの立場を無くしたカードであり"はいはい地砕き"なる格言まであったカードである(わかった人は老害)。チェーンはなくフォトンスラッシャーは粉々に砕け散った(比喩)
そしてヘリオロープをNS、そのままバトルフェイズ ヘリオロープ→ダイレクト=1950ダメージ
メイン2は何もなくアクセラはこれでターンエンド。
4T目 らんちのターン、メインフェイズに入り天キを発動、チェーンはなく≪暗炎星-ユウシ≫をサーチ、この時代天キと共にさまざまなデッキに出張していた。さながらかつての≪TG≫、現在の≪マジェスペクター≫を思い起こさせる。そのまま手札に加えたユウシをNS、アクセラは召喚成功時に激流葬を発動、らんちにチェーンはなく、さらに禁じられた聖槍をヘリオロープに発動、結果ヘリオロープは生き残りユウシは波に飲み込まれた。
らんちは魔法罠カードを1枚伏せてターンエンド
5T目 アクセラのターン、メインフェイズにアクションはなくバトルフェイズ ヘリオロープ→ダイレクト=1950ダメージ
メインフェイズ2に魔法罠カードを1枚セットしてターンエンド
6T目 らんちのターン、メインフェイズに入り魔法カード≪増援≫を発動、シンプルな効果ながら大変便利な魔法カードである、らんちはデッキからポルクスをサーチ、そのままポルクスをNS、アクセラはこの召喚に対して≪神の警告≫を発動、この時代は準制限カードだったため如何にしてこのカードをケアするかが重要であった。らんちはこれにカウンターして≪神の宣告≫を発動、アクセラの神の警告は無効になりポルクスのNSは成功。
さらにらんちはポルクスで得た召喚権でカウストをNS、カウストの効果でポルクスのレベルを1UP(4→5)さらにカウストのレベルを1UP(4→5)セイクリッドお得意のレベル変動からの高ランクエクシーズである。ポルクス+カウストで≪セイクリッド・プレアデス≫をXS、フリーチェーンでのバウンスというこの時代にしてはかなりの高性能を誇るXモンスターである。
バトルフェイズ プレアデス→ヘリオロープ=550ダメージ
メインフェイズ2に入りらんちはプレアデスの効果を発動し自分の場の天キを回収、さらに魔法罠カードを1枚伏せターンエンド
7T目 アクセラのターン、解決策がなかったようでサレンダーを宣言
星の騎士団セイクリッドの名の下に、2ゲーム目はらんちの勝利
3ゲーム目:選択権はアクセラ、先行を選択
2T目 らんちのターン、メインフェイズに入りフォトンスラッシャーをSS、召喚成功時にアクセラは≪奈落の落とし穴≫を発動、ゆわかしき最凶伝説で有名なカードである。さらにチェーンしてサンダーバードの効果を発動、サンダーバードは除外されフォトンスラッシャーは奈落に落ちた(除外)らんちは魔法罠カードを2枚伏せてターンエンド
3T目 アクセラのターン、スタンバイフェイズにサンダーバードが帰ってくる、メインフェイズに入り手札から増援を発動、≪ヴェルズ・カストル≫をサーチ、作中のストーリーにおいて戦死してヴェルズ化してしまった、セイクリッドポルクスの兄である。カストルをNS、ポルクスと同じくヴェルズモンスターの召喚権を増やす効果がある。カストルで増えた召喚権でヘリオロープをNS、カストル+ヘリオロープでオピオンをXS。
オピオンの効果を発動、ヘリオロープをコストにしたところでらんちは≪エフェクト・ヴェーラー≫を発動、手札誘発効果の妨害札の定番である。チェーンはなくオピオンの効果は無効になった。
4T目 らんちのターン、メインフェイズに入りポルクスをNS、ポルクスで増えた召喚権でカウストをNS、カウストの効果でポルクスをレベルUP、さらにカウストをレベルUP、ここでアクセラがサンダーバードの効果を発動し自身を除外。ポルクス+カウストでプレアデスをXS、プレアデスの効果でオピオンをエクストラデッキに戻す。これはアクセラにとって厳しい。
バトルフェイズ プレアデス→ダイレクト=2500ダメージ
メインフェイズ2に魔法罠カードを1枚伏せてターンエンド
メインフェイズに入りアクセラは伏せられていたカード・地砕きを発動、予想外の伏せカードにらんち仰天、プレアデスの効果をチェーンしてサンダーバードをバウンス(アクセラチェーンなし)、ものすごい轟音と共にプレアデスは砕け散った(イメージです)。処理後、サンダーバードをNS。
バトルフェイズ サンダーバード→ダイレクト=1650ダメージ
メイン2にアクションはなくターンエンド
6T目 らんちのターン、プレアデスのXSでカードを消費したためか何もせずエンド。
バトルフェイズ サンダーバード×2→ダイレクト×2=1650ダメージ×2
メインフェイズ2、魔法罠を1枚伏せてターンエンド
8T目 中堅ですでに勝利を決めたしょっかーが見守る中らんちのターン、メインフェイズに入り天キを発動、アクセラはこれにサイクロンをチェーン、らんちとしょっかーの悲鳴がこだまする。
らんちはターンエンド
9T目 アクセラのターン、メインフェイズにアクションはなくバトルフェイズ
10T目 らんちのターン、このゲームを取ればチームの勝敗は決まる。スタンバイフェイズにアクセラの場にサンダーバードが戻る。メインフェイズに入り≪セイクリッド・グレディ≫をNS、セイクリッドモンスターを展開できるモンスターだ、しかし効果は破棄された。
バトルフェイズ グレディ→サンダーバード(ダメステ聖槍、攻撃力800ダウン)=450ダメージ
メイン2は何もなくらんちはターンエンド
お互いの場 らんち:グレディ 伏せ1枚 アクセラ:伏せ1枚
11T目 敗北したととりが見守る中アクセラのターン、メインフェイズに入りヘリオロープをNS、効果こそないものの1950の攻撃力はこういう局面で非常に頼りになると改めて思わされる。
バトルフェイズ ヘリオロープ→グレディ=350ダメージ
メイン2にアクションはなくアクセラはターンエンド、ギリギリの攻防が続く
12T目 らんちのターン、手札0なのでここで起死回生のカードを引かねばならない。しかしこの男、ここ一番でやってくれることには定評がある。お互いのチームメイトが見守るなか運命のドローフェイズ
つ≪セイクリッド・ソンブレス≫
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」という歓喜の声の中ソンブレスが劇的なタイミングでやってきてらんち迷わずNS。
アクセラ「神の警告で」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」という消えないこだまが会場に響き渡る(この後施設の人に怒られました…)
らんちはその場に崩れ落ちサレンダーを宣言。
手に汗握るギリギリの戦いはモンスター・魔法・罠のコンビーネーションが光ったアクセラの勝利
マッチ結果 ●らんちーアクセラ○
チーム結果 ○しょっかーーととり● ○サクヤーSiver●
チーム成績は2-1で"クマ連"の勝利でした!
ピックアップ・カード
《ヴェルズ・サンダーバード/Evilswarm Thunderbird》 †
効果モンスター
星4/闇属性/雷族/攻1650/守1050
魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
自分フィールド上のこのカードをゲームから除外できる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
この効果で除外したこのカードは次のスタンバイフェイズ時にフィールド上に戻り、
攻撃力は300ポイントアップする。
「ヴェルズ・サンダーバード」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
【ヴェルズ】の主力モンスター、何かにつけて逃げ惑い攻撃力1950で殴りかかってくる曲者。これ+フリーチェーンのカードを構えられるとなかなか倒せない。生き残らせてオピオンのXSにつなぐもよし、殴り続けるもよし。似たような効果をもつ≪ゼンマイラビット≫と共に【チェーンビート】というデッキを成立させた。
《地砕じくだき/Smashing Ground》 †
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。
シンプルなテキストのカードは強い、を体言する1枚。≪地割れ≫と違って数値の高いモンスターを狙うためだいたい上級モンスターが的になる。かつての制限カードは伊達ではない。
Haunting Echoes / 消えないこだま (3)(黒)(黒)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地にある、基本土地カード以外のすべてのカードを追放する。これにより追放された各カードについて、そのプレイヤーのライブラリーからそのカードと同じ名前を持つカードをすべて探し、それらを追放する。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
遊戯王プレイヤーの皆様、ごめんなさい。消えないこだまって言いたかっただけなんです・・・・
カバレージを取らせていただいたお二方、ありがとうございました!