かもめ亭(離れ)

大地から、大気から、やりがいを摂取しよう!

KT環境 各デッキタイプについて3

*異動先の職場にも慣れ少し生活に余裕が出てきたので書きます

【カオスドラゴン】
所謂”デザイナーズデッキ”ではなく人によって定義が違うと思わるため、本稿では≪ライトパルサー・ドラゴン≫≪レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン≫をフィニッシャーに据えたビートダウンデッキを考察していく。【カオス】要素を含んでいるため≪カオス・ソルジャー 開闢の使者≫≪カオス・ソーサラー≫、≪エフェクト・ヴェーラー≫≪D・D クロウ≫≪クリッター≫≪ライトロード  マジシャン・ライラ≫など光闇の優秀なモンスターを自由に起用できることが強み。≪聖刻龍ートフェニドラゴン≫を起点にすることでランク6のXモンスターを主力にする戦略が当時は主流だったように思える。KT環境のパワーカード筆頭≪魔界初現世行きデスガイド≫の存在も頼もしい。

エクストラデッキに頼らずとも高い火力を出せることが特徴で、シンクロ系デッキとは違い手札1枚でも2500↑の打点を容易に繰り出してくる。≪カードガンナー≫≪デブリ・ドラゴン≫のギミックや【忍者】のギミックを搭載したりと型が多く初見ではデッキの内容を推察し辛い。どの型でも罠は薄く防御面は手札誘発に頼ることになる。

大振りがゆえに小回りが利かないために【ヴェルズ】に対してはメインデッキではほとんど勝ち目が薄い、まともに展開できない上に≪ヴェルズ・オピオン≫の打点は2550もあるのだ…。
基本的に【メタビート】全般には厳しい戦いを強いられる。

KT環境において:先行ドロー廃止の煽りは【ヴェルズ】に次いで厳しく、デッキの性質上何もできないハンドで先行をスタートすることを余儀なくされることも、当時の構築よりも先行で強いカードを入れておくが吉か…、かもめ亭19でベスト4に入ったこともありやはりデスガイドは強力であると言える。

有効と思わしきカード
◎≪奈落の落とし穴≫(どこに当てても強いが、トフェニをスルーすると≪巨竜の羽ばたき≫をもらう可能性があるため即打ちするべし)
◎≪次元の裂け目≫≪マクロコスモス≫(KT環境に有効活用できるデッキは少ないが、墓地活用デッキのため刺さる)
○≪神の警告≫≪激流葬≫≪次元幽閉≫(召喚を起点に動くため有効、幽閉はライパルレダメに打ちたい。)
○≪群雄割拠≫≪御前試合≫(非デザイナーズデッキの宿命か、どこかしらで動きが固まってしまう)
△≪エフェクト・ヴェーラー≫(デブリ、ガイドなどに当てたいが、全体的に打点が高いためハンドから後続を投げられて押し切られることも)
△≪増殖するG≫(相手の型に左右されるが、意外とGの起点になるアクションは少ない。)
△≪D・D クロウ≫(相手の落ち方がいいと1枚抜いたところでどうにもならないことも)

【魔導】
豊富なサーチカードを活用し、各種魔法使いモンスターを≪魔導書≫カードでバックアップしていく中低速ビートダウン。≪グリモの魔導書≫≪魔導書士 バテル≫≪セフェルの魔導書≫≪魔導教士 システィ≫など豊富なサーチカードを活かしとにかく手札をため込み、≪魔導法師 ジュノン≫を≪トーラの魔導書≫≪ゲーテの魔導書≫でバックアップするのが主な勝ち筋、≪ヒュグロの魔導書≫をセフェルでコピーしてバテルが2500打点になったりと様々な小技もある、SSが少ないため≪強欲で謙虚な壺≫も採用圏内

サーチにより状況に応じた魔導書を引く、≪魔導書院ラメイソン≫による恒久的アドバンテージなどとにかくハンド確保に命掛けるデッキなので3600≪トラゴエディア≫もよく出てくる。トーラの存在から一般的なビートダウンに対して優位に立てる。ヒュグロの1000パンプも地上戦で大いに貢献してくれる。

当然ながらサーチ手段を止めてくる≪ライオウ≫に滅法弱く、サイドからの対策は必至と言える。またピッチの速い動きは苦手とするため【聖刻】【アライブHERO】【カオスドラゴン】などの重量系速攻デッキが苦手である。バテルが≪聖刻龍-トフェニドラゴン≫の起点になったり、システィの効果を使うと場が空いてしまうのも痛い。デッキの大半を魔導書関係に割くため罠のスロットもそれほど確保できないのである。

KT環境において:先行ドロー廃止が厳しい…と思いきや先日のかもめ亭19では2人使用で2人本選という結果を残し、”先行をもらえるかもしれない”という要素も加わっているため一概に厳しいとは言えないかもしれない。元々サーチ豊富で安定性はあるためどれか1枚引ければとりあえず安全に回転はできるのか。

有効と思わしきカード
◎≪ライオウ≫(説明不要、ジュノンのSS効果はチェーンに乗るため止められないこと、ヒュグロ付加したカイクウシスティブレイカー、お注射天使リリーなどで突破される)
◎≪マインドクラッシュ≫(単発だがケアする手段はないに等しい、先行で構えてグリモからのバテルを落とせれば嬉しい、ジュノンのSS効果にチェーンして叩き落とせるのも評価を上げる)
◎≪エフェクト・ヴェーラー≫(KT環境ではシスティの効果が止まる、バテルにももちろん有効でまともにケアできるのは制限カードの≪月の書≫ぐらい)
○≪サイクロン≫≪砂塵の大竜巻≫(ラメイソンはチェーン2で壊されるとSS効果を使えないためこれらで確実に壊したい、またエンドサイクでゲーテは割っておきたいところ、あちらもサイドから割拠や裂け目など面倒な永続を入れてくる可能性が高いことも覚えておきたい)
○≪妖精の風≫≪ナイト・ショット≫(妖精の風はダメージの処理でラメイソンのタイミングを逃させることができ、割拠なども巻き込める。ナイトショットはゲーテをほぼ確実に割れる、横にトーラがありそうな場合に注意すべし)