かもめ亭(離れ)

大地から、大気から、やりがいを摂取しよう!

秋ドラ・強謙杯・カイザドラフトについて(解剖編)

どうも、昨日は秋のキューブドラフト大会”秋ドラ2”にて運営に携わってきました。カイザです。

俺が運営に呼ばれるなんてほんとに珍しいことです。ゴミ拾いぐらいしか役に立てないと思っていましたがなんとか足引っ張らない程度にはできたかな、と

日ごろお世話になっているFordさんの頼みですからまあこれぐらいはしないといけませんよね(棒読み)

そして本日は強欲で謙虚なイベントさん主催の”強謙杯”に参加してきました!

使用デッキ【青眼】

戦績:1-7



参加してきました!

モルモラットの効果を相手に聞くあたりエアプなのがもうバレバレで…(;´Д`)

1-7の話は放っておいてドラフトの話しましょう。切り替えだ、切り替え、こうなったらエクゾディア


今回はカイザドラフトの解剖編です、細かく解説してみます。へたくそなりに

【概要】

・モンスターカードは悪魔・ドラゴン・魔法使い・戦士・機械の5種族で構成
・各種族ごとに得意分野を意図的に仕分け(MTGで言うところのカラー・パイ)

【悪魔族】

2016/11より新たに参戦、個性は特にありません。無個性が個性です、強いて言えば≪魔界発現世行きデスガイド≫を軸に据えたR3エクシーズを活用できる。【デーモン】カテゴリぐらいです。悪魔族は汎用性の高いカードが多いので自分のデッキに足らないなと思う要因を補強するために活用したいですね。

注目カード(私的)

≪魔神アーク・マキナ≫
星4/闇属性/悪魔族/攻 100/守2100
(1):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
自分の手札・墓地から通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。

現代遊戯王では全く出番がない、ストレージ番長と言っても過言ではないこのカード。ドラフトにおいては守備21でがっちりライフをガード、イナバ物置程度の安心感に加え、反射ダメージを与えてバニラモンスターを繰り出せます。悪魔族内でも≪デーモン・ソルジャー≫≪真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン≫(墓地のみ)や、種族をまたいでも≪青眼の白龍≫≪白き霊龍≫≪ブラック・マジシャン≫など高打点が多く、同時に高レベルバニラの事故緩和にも繋がります。【青眼】【ブラマジ】を目指すならあると安心度が上がる一枚。≪デブリ・ドラゴン≫からR4エクシーズにも。

≪エッジインプ・シザー≫
星3/闇属性/悪魔族/攻1200/守 800
「エッジインプ・シザー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。

今ホットな【ファーニマル】で用いられているモンスター、ドラフトにおいては≪魔界初現世行きデスガイド≫のリクルート先になるほか、≪ゾンビキャリア≫のようにシンクロ召喚アドバンス召喚の補助にも、そして何より≪生還の宝札≫と詐欺臭いシナジーを発揮でき、実質ノーコストで毎ターン蘇生という治安の悪いアクションが取れます。デッキこそ選びますがいぶし銀の一枚です。

【ドラゴン族】

16/11期においては最上級モンスターを大量投入し、超高打点にて圧殺をコンセプトに動けるようにしてあります【カオス(ドラゴン)】【青眼】【聖刻】と往年の環境カードも点在しているのでかつての動きをなぞることも可能です。またかつての【パーミッション】で使われていた≪冥王竜ヴァンダルギオン≫もなかなか面白い一枚です。

注目カード

パンデミック・ドラゴン≫
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守1000
(1):1ターンに1度、100の倍数のLPを払って発動できる。
このカード以外のフィールドの表側表示モンスターの攻撃力は、
この効果を発動するために払ったLPの数値分ダウンする。
(2):1ターンに1度、このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動する。
フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力は1000ダウンする。

今年の映画”劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS”に登場した大型ドラゴンです。大半のプレイヤーには見向きもされずストレージ番長となっているこのカードですが、単体で効果が完結しており、実質1ターンに1度相手モンスターを破壊することができます。さらにそのまま攻撃ができるので実は≪青眼の亜白龍≫(¥2500)よりも強いカードです、2500円より2500打点。さながら往年の≪ゴルゴニック・ガーディアン≫に近い動きです、あっちは相手ターンにも動くのでさらに強いのですが。
レベル7で自己SS効果もなく召喚には一手間かかりますが、同じく映画出身の≪アサルト・ワイバーン≫や、≪ライトパルサー・ドラゴン≫≪レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン≫から繰り出せば大暴れできることでしょう。

矮星竜 プラネター≫(パワーカード)
星4/光属性/ドラゴン族/攻1700/守1200
(1):このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから光属性または闇属性のレベル7モンスター1体を手札に加える。

「ダムドとゴーズをサーチできるカードですよね」大半のプレイヤーはこのカードにこういうコメントをされると思います。カイザドラフトにおいてのこのカードは”リリースなしで召喚できる2300打点”、”相手ターンに軽い条件でSSできる2100/2500”をサーチできる、「全盛期の≪E・HERO エアーマン≫」に匹敵するパワーを持ったカードです。リストをよく見るとこのカードで11種類のモンスターをサーチできます。パッと見弱く見られるこのカードをうまく使える方はカイザドラフトを理解していると言えるでしょう。俺は詳しいんだ。

【魔法使い族】

開発初期から迷走に迷走を重ねてようやく安定してきた魔法使い族、かつては≪EM ドクロバット・ジョーカー≫を気の迷いで入れてしまいクソゲードラフトと揶揄されていた時期もありました(実話です)。モンスターカードはリバース効果モンスターが多く、他の種族にない独自の動き≪エフェクト・ヴェーラー≫≪月読命≫などがカラーです。後は罠カード≪ダーク・ホライズン≫≪黒魔族復活の棺≫が特殊召喚をサポートしてくれます。悪魔族みたくデッキの補強ができるカードも多いです。

注目カード

≪暗躍のドルイド・ドリュース≫

星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守   0
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地から「暗躍のドルイド・ドリュース」以外の
攻撃力または守備力が0の闇属性・レベル4モンスター1体を選択して
表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「暗躍のドルイド・ドリュース」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

プレイすると高確率でテキストを確認されるためETに持ち込んで≪光の護封剣≫≪和睦の使者≫で勝ちたいプレイヤーに最適なカードです

治安の悪い行為はやめましょう、釣り上げモンスターと言えば≪ジャンク・シンクロン≫などは超有名ですね、こちらはマイナーですが打点1800と単体でも強く、効果はR4エクシーズに最適です。カイザドラフトにある対象となるモンスターは4種類ですが、うち3種類はアタッカーの基準を満たしており、釣り上げチューナーを使うときに起きる「デッキ内の打点が低くなりがち」現象を起こさずに、自然な動きでアタッカーを繰り出す→死んだらドリュースからR4の動きができます。対象のモンスターは全て別種族なのでよくチェックしておくといいでしょう。

≪マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン≫(パワーカード)
星7/闇属性/魔法使い族/攻2100/守2500
「マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン」の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が相手ターンに魔法・罠カードの効果を発動した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
カード名を「ブラック・マジシャン」として扱う。
(3):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
自分が魔法・罠カードの効果を発動した場合に
自分の墓地の「ブラック・マジシャン」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

プレイすると高確率でテキストを確認されるためETに持ち込んで≪光の護封剣≫≪和睦の使者≫で勝ちたいプレイヤーに最適なカードです

治安の悪い行為はやめましょう、こいつは相手ターンに出てくる上に守備2500だからなおさらタチが悪い。構築戦で【ブラック・マジシャン】が環境の一角に食い込んだ時期があったならもう少し認知度があったかなと思います。効果が3つありますがドラフトでは2の効果は基本全く意味ないです、1が重要で3は使えればいいな程度。

1の効果は相手ターンに魔法・罠の効果を発動した場合に自己SS、発動さえすればいいので要するにこいつは”適当な魔法罠を使うだけで出てこれる堅い≪サイバー・ドラゴン≫”です。守備2500はそう簡単に越えられません。コンバット・トリックカードは守備力にはあまり干渉できないので横で出されると結構攻め手が止まります。攻撃2100ももちろん優秀です。

よく間違われるのですが、この効果は魔法・罠の効果にチェーンして発動するのではなく効果の処理後に新たにチェーンを組んで発動します。3の発動条件も同じです、処理後~となります。

≪霊滅術師 カイクウ≫
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 700
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の墓地のモンスターを2体まで選択してゲームから除外できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手はお互いの墓地のカードをゲームから除外できない。

外道ビートの必須カード

環境にちょいちょい顔を出していたクソ坊主、カイザドラフト最初期からいるこのカードは様々なギミックのメタになります、各種蘇生カードをブロックするのはもちろん【カオスドラゴン】軸など蘇生、墓地活用を行うデッキにはクリティカルヒットするカードです。往年の強さを存分に発揮してくれることでしょう。

罠ビート系には1800打点が信頼できないためサイドアウトも視野となります、コンバットトリック前提になるのが厳しいですね。


腕痛くなってきたので今日はこの辺にて、続きは気が向いたら書きます。


ノシ