かもめ亭(離れ)

大地から、大気から、やりがいを摂取しよう!

2001年の秋を感じました~限築杯(インベイジョンブロック構築)~

2001年9月、当時13歳だった俺は愛用していたカウンターモンガーを片手に目黒区某小山の某カードショップで大人たちを片っ端から倒してブイブイ言わせていた、そんな懐かしき青春時代を回想していこうと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな記憶は微塵もねえ!当時のお前は陰キャキュアロックバーン使い(遊戯王)だ!!!

 

 

と、いうわけで主にTwitter上で一大ムーヴメントを起こした。と言っても過言ではない催し、マジック・ザ・ギャザリングのオンライン非公認大会”限築杯”に参加してきました。

 

フォーマット:インベイジョンブロック構築(現代ルール適用)

 

 

2-5 参加してきました!!!

 

デッキのお話やプレイングなどはもう強い人たちがあらかた書きつくしているため触れないことにします。語れるほどの知識もないので…

 

ステロイド】を選んだ理由は7ラウンド+αという長丁場のイベントにおいて前向きなデッキを握ったほうが判断に迷うケースが少なくなり、思考が遅れることによる対戦相手に迷惑をかけることを危惧したためです。本当は【クローシスコントロール】を持ち込みたかったですね、字面がいい。

 

~なぜ参加を決意したのか~

 

参加を決意するしばらく前のこと

 

 

GP旧枠モダンも落ち着き、一息ついた状態でこのツイートを拝見、身体から謎の熱が噴き出しました(コロ〇ではない)。MTGはスカージから始めた身であり、当時貧乏高校生だった自分はスタン落ちして安く売られていたインベイジョン期のカードを色々集めていました(身内に競技勢がいなかったためテキトーに遊んでいたためです)お世話になったインベイジョンブロックのカードたちには特に思い入れが強かったですね。

 

そもそも2018年に旧枠モダンを始めるまでは競技的にMTGと向き合ったことがない人間でした。社会人になるまでロクに金もなければどちらかというと遊戯王OCGに傾倒していた期間が長かったためでもあります。

 

MTGデッキ100という書籍は持っていてよく読みましたが競技シーンというのはまるで御伽話の世界のようなものだったのです。

 

そんな折に上記のツイートを見て”よしやるか”と思いました。自分はカードゲームというホビーが好きであり、その中のゲームの歴史を学ぶことも好んでいました。(遊戯王にてそれが高じて懐古風オリジナルフォーマット大会の主催をやったりそれ仕様のデッキを50個ぐらい作ったりしたのですがそれはまた別のお話です)

 

当時の情勢など全く知らないためにゼロベースからの参戦となりますが、ともあれ参加を決意したのです。

 

~カードを集める、レシピを知る~

 

そんなわけでまず実家に行きカードを掘り起こしました。

 

 

 

その足であまり行きたくないオタクシティへ行きカードを集め

 

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今北産業ってもはや死語ですよね

 

 

そしてここで問題が発生

 

昔からカードを集めると集めることに意識が向きすぎるきらいがあるためドンドン集めるナウ状態となってしまいました…

 

 

 

 

*実働2日でいろんなカードショップで血眼になってカードを爆買いした行動成果です、奥さんから地獄のエールを頂きました!(´˙-˙ `)

 

カードもそこそこ集まったところでまず有名どころのレシピをコピーして

【ドロマーコントロール

クローシスコントロール

ステロイド

【ソリューション】

【カウンターモンガー】

【デイガコントロール

ドメイン(いくつかパーツが集まらず本番で使用不可が確定的だった)】

を作成(ドメイン以外プロキシなしで当時品を集めました 業者かよ

 

各デッキを回しながらデッキを噛みしめていきました、、この構築はなぜこうなっている?のトライ&エラーを繰り返して少しずつ覚えることをしていきました。地頭が悪い自分はこうでもしないと環境を全く理解できないと思ったからです(お金けっこうかかりました…でもカッコいいカードばかりだから実質タダ

 

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カッコいいし綺麗だから実質タダ、目に優しいから健康グッズと呼ぶまである。

そして俺の中に存在しないインベイジョンブロックの記憶を呼び起こして挑んだ本番ー(略)ボコボコにされ敗走

 

~参加した感想~

 

旧フォーマットで遊ぶことは、一見するとただの懐古遊びで無意味かもしれません。完成しきったゲームであり、新たな刺激というものが無い、そういう見解もあるかと思います。そこは覆しようのない事実です。

 

ですが当時やり残したことがある人が、燻っていた想いを再度点火させ、当時を知らない人は新鮮なゲーム体験ができ、新たな発見、驚きがある。これを無意味と言えるでしょうか?自分の答えはノーです。少なくとも自分にとって当時御伽話での出来事でしかなかった本格的な競技レベルのMTGを遊べる場を整えてもらった、30も半ばに差し掛かろうという年齢ですが当時やれなかったことをやれている、という新鮮な体験をできている。ということに対して最大限の感謝を示すことしかできません。

 

このような文面ではどこまで自分の想いが伝わるかも知り得ませぬが、96名もの人間が当時のカードを血眼(誇張しています)になって探し、過去のレシピを発掘し検証し、連日Discordの対戦卓が盛況であったという事実、この一か月あまりの期間は自分を含む参加者の皆様にとって非常に有意義な時間だったのではないでしょうか?

 

また、自分の勝手な見解ですが96名という人数は”あくまでも予定をつけられた人間”の数であって、”参加が叶うならば参加したかった”層までカウントすると潜在的な参加人数は200~300まで伸びても何らおかしいことではないと思いました。Twitterのタイムラインを見ていてもそれぐらいの熱量を感じましたし、カードショップでストレージを漁っていたら横にいたサラリーお兄さんが「予言の稲妻」と「堆積堤」を買っていたということもありました(野生のインベイジョナーに3回遭遇しました)

 

イベントそのものの感想を書きます。個人戦という形式はどうしても当日キャンセルに悩まされがちです(某TCGの話ですが参加者の1~3割ぐらいは平気でドタキャンをしてきます)ですが今大会においてはほとんどの方がキャンセルもなく、定時に集合し(自宅ですが)、運営のアナウンスを遵守し、タイムテーブルを大きく乱すことがなく進行ができている。大会運営として理想の形であり、それを陰で支えている主催及び協力者の方の努力の賜物であり、参加者の皆様が運営陣に信頼を置いているからこそできているものだと感じ取りました。

 

自分自身は強いプレイヤーでもなんでもなく、ただの一参加者というポジションを永年貫くタイプの人間ですが、次回大会が企画された折には喜んで参加させていただきたく思います。

 

最後になりますが、主催の添削様、ジャッジの皆様、対戦して頂いた皆様、楽しい大会をありがとうございました!

 

 

次はせめて勝ち越しまではいきたい(低めの目標)