【1103】イントゥ・ジ・インヴェルズ 虚無のままに【ゲートボール】
おはろーございます、あなたは 23947人目のお客様ですよ。
当記事には端末世界成分を含む、過激な虚無が存在しちゃいますったらしちゃいます。
よって、21歳以下は閲覧できまっせーぬ。
またー、当記事を閲覧したことによりあなたが砂糖菓子のような素敵で甘いリラダン的(?)
な損害を負ったとしても、当方は一切関知いたしませーぬ。
閲覧を希望される方は、自己責任でお進みください。
レッツ、健全ですばらしい虚無へゴーイング
*上の文章は無視していただいて構いません。なんならこの記事を丸々無視していただいて構いません。
2019年初秋、遊戯王OCGにおける一つのテーマを触りました。
その名も「インヴェルズ」
*ここから先は濃厚な”無”、及び で構成されています。自信の無い方、心の弱い方、眠い方はすぐさま”戻る”ボタンを押してください。
https://www.gachalog.com/list/82177706
メインデッキ x 41枚
ダーク・クリエイター x 1枚
ダーク・アームド・ドラゴン x 1枚
冥府の使者ゴーズ x 1枚
インヴェルズ・ギラファ x 3枚
インヴェルズ・モース x 2枚
インヴェルズ・マディス x 1枚
インヴェルズの先鋭 x 3枚
インヴェルズを呼ぶ者 x 1枚
インヴェルズの門番 x 1枚
インヴェルズの魔細胞 x 2枚
インヴェルズの斥候 x 1枚
キラー・トマト x 2枚
終末の騎士 x 1枚
ヘルウェイ・パトロール x 1枚
ヘル・セキュリティ x 2枚
悪夢再び x 3枚
強欲で謙虚な壺 x 2枚
サイクロン x 2枚
闇の誘惑 x 1枚
ハリケーン x 1枚
月の書 x 1枚
死者蘇生 x 1枚
奈落の落とし穴 x 2枚
くず鉄のかかし x 1枚
激流葬 x 1枚
リビングデッドの呼び声 x 1枚
侵略の波紋 x 1枚
強制脱出装置 x 1枚
エクストラデッキ x 15枚
インヴェルズ・ローチ x 1枚
No.39 希望皇ホープ x 1枚
ジェムナイト・パール x 1枚
イビリチュア・メロウガイスト x 1枚
A・O・J カタストル x 1枚
TG ハイパー・ライブラリアン x 1枚
ヘル・ツイン・コップ x 1枚
氷結界の龍 ブリューナク x 1枚
大地の騎士ガイアナイト x 1枚
ブラック・ローズ・ドラゴン x 1枚
デーモン・カオス・キング x 1枚
天刑王 ブラック・ハイランダー x 1枚
ダークエンド・ドラゴン x 1枚
スクラップ・ドラゴン x 1枚
氷結界の龍 トリシューラ x 1枚
サイドデッキ x 15枚
D.D.クロウ x 2枚
グレイブ・スクワーマー x 1枚
インヴェルズの歩哨 x 1枚
A・ジェネクス・クラッシャー x 1枚
邪帝ガイウス x 2枚
ダーク・ネクロフィア x 1枚
強制転移 x 1枚
ブラック・ホール x 1枚
連鎖除外 x 1枚
砂塵の大竜巻 x 1枚
御前試合 x 2枚
聖なるバリア -ミラーフォース- x 1枚
2 なぜこのテーマを触ろうと思ったのか
2019年中ごろ、初夏に【ガエル帝】を構築した私は新たな”刺激”を求めていました。そして夏のコミックマーケットに参加。後に「強欲で謙虚なイベント」に参加するきっかけとなる一日となりました、詳細は以下の記事にて(イベントレポートです)
https://kaixa913yarigai.hatenablog.com/entry/2019/09/27/104031
スタッフ参加するにおいての首脳会談で「汎用パーツはまだ在庫がありますし、なんなら(貸出デッキイベントに)ヴァイロンやインヴェルズを完成させて持ち込むことも辞さない覚悟があります」と私がうっかり言ってしまったので紆余曲折を経て結果的に触ることになってしまいました。
横山三国志風に言うと徐州の守備を任された張飛が部下に酒を振る舞ったシーンみたいな状況ですね。ーこれが大きな間違いであったー
3 主力(プレイアブル)を求めて
大してインヴェルズの事に詳しくなかった私はとりあえずすべてのカードのテキストに目を通しました。今までの印象は”重い””名前縛りがきつい”でしたが…
《インヴェルズの斥候せっこう/Steelswarm Scout》 †
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 200/守 0
自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、
自分のメインフェイズ1の開始時にのみ発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスターの
アドバンス召喚以外のためにはリリースできず、シンクロ素材にもできない。
は?
【インヴェルズ】専用の「黄泉ガエル」というポジションのカードです。本家よろしく魔法罠を伏せないスタイルを強制、そこはまあいいでしょう。
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスターの
アドバンス召喚以外のためにはリリースできず、シンクロ素材にもできない。
【カエル帝】が「フィッシュボーグガンナー」を回転させたり「粋カエル」でランク2を生成する、2011年にはもうアドバンス召喚デッキといえども特殊召喚を駆使していたものです。
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスターの
アドバンス召喚以外のためにはリリースできず、シンクロ素材にもできない。
(´˙-˙ `)消費者舐めとんのか
きつい制約を抱えるカードを使いこなしてこそ真の決闘者ですね
4 各カードの採用理由
*【インヴェルズ】は当時の大会実績がほぼ無く、試行錯誤しながら1から組み上げたものになるため怪しい箇所が盛りだくさんです。世界中に存在するインヴェルザーの皆様からのお便りを切実にお待ちしております。
≪インヴェルズ・ギラファ≫
このデッキの核となるモンスターです、1体リリース2600打点+除去効果は優秀の一言に尽きます。墓地送りであるため≪スターダスト・ドラゴン≫≪真六武衆-シエン≫にも有効であり、守備力0というステータスも≪悪夢再び≫での回収が容易ということから大きなメリットです、ライフゲイン能力もグッド。
≪インヴェルズ・モース≫
1体リリースで2400+2枚バウンス効果。罠ビート系列には効き目が薄いですが、【カラクリ】【ジャンド】といったシンクロモンスターを絡めてくるデッキへの返し札として優秀です。このカードも前述のスタダ・シエンに有効であり【インヴェルズ】がエクストラデッキを咎めることに優れていることがわかります。
≪インヴェルズ・マディス≫
ギラファ・モースの除去効果は頼りになりますが、アドバンス召喚の際に≪奈落の落とし穴≫を打たれるとせっかく除去を行ってもそのままターンを流してしまうことが多く、所謂テンポロスが気になり1枚採用しました。除去効果こそありませんがギラファ釣り上げによる2600打点の増加・先鋭釣り上げから自爆特攻でシンクロを消しに行ける等、戦略に幅が出る1枚です。2200打点で≪サイバー・ドラゴン≫≪六武衆の師範≫に勝てるところも環境に合致しています。また、相手の場にカードがない状況でも打点を伸ばせることは他2種にない大きな長所と言えます。
≪インヴェルズの先鋭≫
1850打点+強制効果による融合・シンクロ・儀式モンスターへの除去効果。純粋な罠ビートの1900打点にこそ手を焼きますが、それでも下級インヴェルズ随一の打点・悪夢再びによる回収が可能・アドバンス召喚のリリースにしても効果が出る。というメリットもあり3枚採用しました。
注意点は先鋭を巻き込んだシンクロ召喚を行った場合、相手の場に該当するモンスターがいなければ出したシンクロがそのまま破壊されてしまうことです(蘇生絡みで≪氷結界の龍 トリシューラ≫を狙う場合がままあります)
≪インヴェルズを呼ぶもの≫
この環境における1700というラインは0と≠な数値であり、【ガジェット】系列以外には殆ど役割を持てません。アドバンス召喚に巻き込むことでマディスの項で触れたテンポロスの軽減+先鋭リクルートによる打点増強を狙います。
このカードを扱う場合はチェーンの組み方が重要です。上級インヴェルズもこいつも任意効果であるため好きな方をチェーン2にできます。弾圧を掻い潜りたい場合は呼ぶものをチェーン1に、奈落ならチェーン2といった具合に、現代遊戯王における“うららケア“の概念はすでにこの時代に確立されていたと言っても過言ではないでしょう。
≪インヴェルズの門番≫
門番という割には控えめなステータスをしているインヴェルズ唯一無二の護りの要です。効果テキストはあってないようなものなので強いところだけを書きます。キラー・トマトから呼び出して守備表示に変更することで1900打点から上級を引くまで延命することが可能です。
しょうもないと思われてしまうかもしれませんが、下級インヴェルズが1900打点を前にした場合、原作遊☆戯☆王コミックス2巻(10話)におけるデーモンの召喚の快進撃のごとく無双されてしまうため、それを止めるという大役を果たせるカードです。(秋葉原で200円払って購入しました。DTC4のカードは本当に在庫がない!)
≪インヴェルズの魔細胞≫
近年は≪インヴェルズ・オリジン≫というリンクモンスターの登場で価値が上がったと耳にしました。召喚条件は未来のカード≪フォトン・スラッシャー≫と同じであり、相手の場にモンスターがいなくても特殊召喚を行えます。0/0であるため実質はアドバンス召喚の餌といったポジションです。シンクロ召喚に巻き込めないことは大きなデメリットですが、各種リクルーター・悪夢再びに対応しており、特に悪夢再びからの魔細胞+上級による奇襲攻撃は【インヴェルズ】の数少ない強みであるため積極的に狙っていきたいところです。手札に被って強いわけではないため2枚採用に留めました。
≪インヴェルズの斥候≫
【インヴェルズ】における最適化された≪黄泉ガエル≫ですが、最初の項で触れたとおり強烈なデメリットを複数抱えているモンスターです。遊戯王カードwikiにも≪ギブ&テイク≫で相手の場に押し付けよう。などと理不尽なコメントをされています。
それでも≪キラー・トマト≫⇒≪終末の騎士≫などで用意できる半恒久リリース要員としては(そこはかとなく)優秀であり、本家と同じく延命するために活用することもできます。
今回の構築は斥候軸ではないため1枚採用に留めました。
≪ダーク・クリエイター≫
遊戯王wikiにおすすめされたから試しに1枚入れたら強かった。
墓地闇5体以上と中々重たい条件を抱えていますが、チェーンに乗らずに不意に飛んでくる2300/3000は盤面を固めるにあたり十分たりえる数値であり、効果こそありませんが打点の高い上級インヴェルズ蘇生、≪ヘル・セキュリティ≫蘇生からのシンクロ展開、後半ならば闇属性シンクロの蘇生まで狙っていけます。リクルーター、終末の騎士、アドバンス召喚と墓地を肥やす要素が多いため、悪夢再びを発動するタイミングだけ注意すれば難なく特殊召喚まで漕ぎ着けるでしょう。
闇属性中心なら必要不可欠といっても過言ではないカードです。たいした説明もありませんが、悪夢再び・≪ヘルウェイ・パトロール≫などで墓地の調整が容易であるため【墓地BF】のダムドに近い使用感です。ダムドを降らせて消耗させた後、悪夢再びで魔細胞ギラファを決めるといいですね。
≪冥府の使者ゴーズ≫
残念ながらアドバンス召喚の素材にする役目は果たせませんが、単体性能が抜群にいいため採用。1チューナーのヘル・セキュリティもいるためここから8シンクロも狙っていけます。
≪キラー・トマト≫
奈落に落ちず、ガジェットに強い1400打点。終末の騎士から斥候を落とす役割があるため採用。このデッキは奈落に引っかかるモンスターが多数いるため様子見で殴りかかるには最適です。
≪終末の騎士≫
斥候、ヘルウェイ・パトロールを落とします。≪BF-精鋭のゼピュロス≫まで採用するか迷いましたが、戻して旨みのあるカードが少なく、カテゴリー縛りがきついテーマであるため不採用に、そのため終末被りも弱いので1枚だけに留めました。
≪ヘルウェイ・パトロール≫
アドバンス召喚テーマであるため召喚権の増強が必要になるときがありますが、≪クロス・ソウル≫などが実質使用できないという厳しい縛りがあります。終末からヘルウェイを待機させておくことで、斥候・魔細胞なしでも下級インヴェルズSS⇒上級インヴェルズ召喚と円滑な動きをさせることが可能になります。運用しにくいインヴェルズを呼ぶものの効果や、アドバンス後にヘル・セキュリティをSSしてシンクロに絡める役割も担います、痒い状況をバックアップしてくれる1枚です。
≪ヘル・セキュリティ≫
戦闘で破壊されるとレベル1の悪魔族をリクルートできます、手札に応じて同名・斥候・魔細胞を呼びだすことで無駄なく動くことができる”名誉インヴェルズ”といっても過言ではないカードです。悪魔族デッキでありこれ自身も悪魔であるため≪天刑王-ブラック・ハイランダー≫≪デーモン・カオス・キング≫≪ヘル・ツイン・コップ≫といったユニークなカードも無理なく使用できます。
≪悪夢再び≫
このデッキにおける数少ないアドバンテージ源にしてパワーカードです。魔細胞+上級を同時に回収し即座に繰り出す動きは【インヴェルズ】の強みと言えます。終末の騎士で足りないインヴェルズを落として回収する動きも可能です。似たような挙動ができる【リチュア】のサルベージよりもアドバンテージ面では一歩遅れを取りますが、こちらは単体運用できるアタッカー(先鋭)、直接盤面に触れるギラファ・モースを使用できるため返し札として十分強力でしょう、サイド後からのDDクロウが厳しいので斥候に踏ませておきたいところ。
≪強欲で謙虚な壷≫
【カエル帝】と同じくSSをあまり活用しないため採用しました。ただし斥候、魔細胞と喧嘩するため発動は若干タイミングを選びます。
≪死者蘇生≫
≪サイクロン≫
≪月の書≫
説明不要かと思います、丸いし強いです。
≪ハリケーン≫
ワンショットを狙えるデッキではありませんが、上級さえ通ればモンスターを退かすことを苦にしないため採用、弾圧を消して魔細胞ギラファを決めると気持ちいいですね。ダムドやダクリなどを安全に着地できるのもグッドです。
≪闇の誘惑≫
リクルーターや先鋭がダブついたときに有効牌を引き込むためのカードになります。斥候を蘇生しておいてワンチャン上級を引き込んだりできるため採用しました。
≪奈落の落とし穴≫
下級が1850止まりのため対ビートダウンへの防御として採用。この環境の奈落はスロットが余るならとりあえず入れてもいいと思います。
≪くず鉄のかかし≫
アドバンス召喚のために素材を確保しておきたいため採用。斥候とアンチシナジーではありますが、斥候がそこまで防御に貢献できるゲームは正直少ないためこちらのほうが護りという意味では強固です(だいたいメロウガイストに飛ばされる)。また遊戯王wikiに書かれていたのですが、トマト+終末などで強引に≪インヴェルズ・ローチ≫をSSし、そのローチをリリースして上級の効果を使うためのサポートにもなります(アドバンテージ、とは…)
≪激流葬≫
斥候とのシナジーもあり、単体性能も高いカードなので即決です。
永続故に斥候と喧嘩してしまいますが、召喚権をプラスする行為はこの時代において手段が限られるため採用、制限カードは伊達じゃないんです。
≪侵略の波紋≫
テキストいいっすか?と聞かれる枠。要するにインヴェルズ版≪降霊の儀式≫です。ほぼリビングデッドの劣化ですが一応完全蘇生であること、相手エンドに蘇生することで斥候を阻害しないこと、通常罠であるためアドバンスしても場に残らず斥候、ゴーズを無理
なく運用できること。なんだかんだ蘇生札はそれなりに有用です。
≪侵略の手段≫
テキスト(ry枠、ただの≪援軍≫みたいなカードですが、コストとして、インヴェルズを墓地に落とす。という、あの≪灰流うらら≫を貫通する令和時代のテキストを搭載した未来志向なカードです。(類例テキストに≪マジシャンズ・ソウルズ≫という2019/11にリリースされたカードがあります)
残念ながらこの環境には≪灰流うらら≫は存在しておりませんが(当たり前だ)、≪ナチュル・パルキオン≫の上から≪インヴェルズの斥候≫を墓地に送り強固な防衛線を築くことが可能です。
ここまで持ち上げておいて非常に心苦しいのですが、運用しにくいカードであったため≪禁じられた聖槍≫か≪砂塵の大竜巻≫あたりにしたほうが無難だと思います。本当にありがとうございました。
*この記事を仕上げる段階で≪強制脱出装置≫に置き換わりました。
≪No.39 希望皇ホープ≫
≪イビリチュア・メロウガイスト≫
≪ジェムナイト・パール≫
汎用ランク4欲張りセットです。このデッキでレベル4が2体並ぶ状況はよほど相手が事故を起こしているか、ヘルウェイ・パトロール絡みで並べているため緊急時以外は使用しません。
≪インヴェルズ・ローチ≫
上記3枚と同じですが、インヴェルズであるため適当なレベル4からアドバンス召喚に繋がります。とはいえこの動きはアドバンテージ損甚だしいためよほどのことがなければ行いません。
≪A・O・J カタストル≫
≪TG ハイパー・ライブラリアン≫
≪氷結界の龍 ブリューナク≫
≪大地の騎士ガイアナイト≫
≪ブラック・ローズ・ドラゴン≫
≪スクラップ・ドラゴン≫
1103環境における【トロイメア】みたいなところがありますね、枠が空いていてチューナーがいるから入っている、という感じで説明不要かと思います。
≪ヘル・ツイン・コップ≫
ヘル・セキュリティ+レベル4で出せる闇2200。2回攻撃+2回目は3000になるため、シンクロ系デッキ相手でありがちな大型+下級といった並びを綺麗に解決できます。例えば【六武衆】におけるシエン+師範といった動きに対しても、2体同時に撃破を狙えるためカタストルと使い分けができ中々優秀なカードです。
≪デーモン・カオス・キング≫
テキ(ry枠、効果自体は非常に地味ではありますが、攻撃時に倒せないモンスターはほぼ存在せず、引きこもっている≪エンシェント・フェアリー・ドラゴン≫を撃破したりと痒いところを埋めることができるカードです、また2600/2600というステータス故に≪月の書≫を打たれてもランク4やガイアナイトでは突破不可能であることは評価に値します。総じて戦闘には滅法強いカードです。
≪天刑王-ブラック・ハイランダー≫
対【ジャンクドッペル】系デッキへの最終兵器。ただし【暗黒界】ほどスムーズには出せないためお守り代わりにしかなりません。基本的にこのデッキはシンクロモンスターを繰り出す機会が少ないです。
≪ダークエンド・ドラゴン≫
ギラファを通した後のバトルでゴーズが降ってきた場合など、≪スクラップ・ドラゴン≫と使い分ける枠です。スクドラで割って強いカードが少ないためアドバンテージ面で優れるこちらを使いたいときがあります。
◆サイドデッキ
数少ない対戦結果でしか調整ができておらず、サイドデッキも例に漏れず怪しいカードが満載です。
≪D・D クロウ≫
斥候の存在からバックに頼る戦術を取りづらいため採用しました。特に【ジャンクドッペル】などに好き放題動かれてしまうため2枚。
≪グレイブ・スクワーマー≫
≪ライトロード・ハンター ライコウ≫より発動条件が厳しいカードですが、ヘル・セキュリティでリクルート可能且つ悪夢再びに対応している点は見逃せません。特に序盤は2枚の守備0闇属性を墓地に確保することが重要です。
≪邪帝ガイウス≫
モースが効かないデッキに対する入れ替え枠です。罠ビートや【暗黒界】にはモースの役割がほぼ無く、≪暗黒界の龍神 グラファ≫を超えられないデッキのため門・グラファの両方を面倒見れるガイウスを採用しました。幸いリクルーターが多いのでリリース要員に困ることはないと思います。
≪ダーク・ネクロフィア≫
これも主に【暗黒界】に対して入れます。悪魔族の守備力2800であるためグラファではどう頑張っても超えることができません。グラファの破壊効果で倒すor≪魔轟神レヴュアタン≫で処理することになりますが、そうすると今度はコントロール奪取効果が牙を剥きます。ダーク・クリエイターと同じく、この環境は引きこもっている高守備力への対処法が意外と少ないのです。また、悪夢再びと違いチェーンに乗らないためクロウで邪魔されにくいです。
≪インヴェルズの歩哨≫
テ(ry枠、立っているだけでシエン・ナチュビ・クエーサーなどの効果が発動できなくなります。トマトから歩哨を呼び出して≪ブラック・ホール≫を打つことで制圧モンスターもろとも流すことができます。
≪A・ジェネクス・クラッシャー≫
通常召喚できる闇属性が多く、トマトとの相性も良いため採用。召喚だけで1アド取れる効果は強力であり、守備力2000で不安な防御力も補えます。
≪ブラック・ホール≫
モンスターの除去能力はギラファ・モース・先鋭といるためサイドに回していますが、このカードそのものが強力であるためメインでも問題ないと思います。特記することもないパワーカードです。
≪強制転移≫
リクルーターや斥候と相性がいいため採用、この環境の転移は概ね優秀なカードと言えます。
≪連鎖除外≫
動きが鈍いデッキであるため≪TG ストライカー≫などを起点とした連続展開についていけません。相手の出鼻を挫いていきましょう。
≪砂塵の大竜巻≫
カウンター罠はライフロスも厳しく斥候と相性最悪のため、魔法罠対策は砂塵の枚数で調整することになります。≪王宮の弾圧≫も魔細胞展開を止められてしまうため罠が多いデッキにはほぼ投入することになるでしょう。
≪御前試合≫
闇属性でほとんど構築が固まっているため御前がすんなりと入ります(DTテーマは全体的に御前割拠を入れやすい)。そしてインヴェルズの中途半端に高い打点+上級の存在が≪魔導戦士 ブレイカー≫の投入を悩ませます。主に【ジャンクドッペル】に投入していきましょう。
≪聖なるバリア-ミラーフォース≫
メイン採用でもいいと思います。下級の1900を抱えているデッキに対して必要不可欠です。メインのかかしを見せてモンスターを場に絞り出してから打ち込んでいきましょう。
5 何に有利で何に不利か
しっかりした検証がまだ行えておらず、ファジーな情報となってしまいますが
なんとか行けそう 【六武衆】【カラクリ】
割としんどい 【代行天使】【ガジェット】【ジャンクドッペル】
勘弁してください 【暗黒界】【HEROビート】【ラギア】
布陣を敷いてくるタイプのデッキには魔細胞からのギラファモースで一点突破を狙うことができます。ナチュビ+ブレイドなどもモース1枚で解決できることは嬉しい限りです。ただしこちらのバックが薄いため相手が察してオールイン展開をしてくるとあっさり殺されてしまうため常にタイトロープだと考えてください。
一方で単体性能を追求しているHEROやラギアに対しては白兵戦の差がモロに出てしまう恰好となるでしょう。斥候での延命を図ろうとすると≪ジュラック・グアイバ≫の的になったりとリスクの高い裏目も大いにあります。上級の一角であるモースが殆ど効かないことも不利に拍車をかけていきます。
暗黒界に至っては相性が最悪と言えます。ギラファの墓地送りもグラファを一瞬退かすだけに終わり、2700打点に打点で対抗する手段がほぼ無く、エクストラモンスターではないため先鋭もバニラと化します。正直メイン戦では相手の事故を祈ることになるでしょう、謙虚でダムドを引き込んで無理やり通すような勝ち方を狙うぐらいです。
6 終わりに
2020年を迎え、かもめ亭ゲートボールとしては4年目となりました。2019年は残念ながら一度もまともな大会を開けないまま終わってしまいましたが、これまでに触ったことのないカードで新たな発見が沢山あった一年でした。この【インヴェルズ】もなかなか愛着を持って組み上げたデッキであり、私が組み上げたファンデッキのようなものからゲートボールに触れてくださった方もいてくれたことは嬉しい限りであります。
正月早々このような中身のない記事を読んで下さった皆様に一節だけ残して締めくくららせて頂きたいと思います。
「ゲートボールを初めて触る人は、まず天使やガジェット、六武ジャンドHEROあたりから触ってみてください。間違ってもかもめ亭貸出デッキのCランク、特に下のほうの無には触れないよう、宜しくお願い申し上げます。お金を大事に。」
2020年も宜しくお願いします カイザ